By Robert Alan Holmes, Niseko Investments
北海道在住30年/ニセコ不動産歴20年。最近の動きが“まちづくり”と長期の資産価値にどう効くかを、短く整理します。
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1) 何が起きているか(ニュースの要点)
2025年6月10日、比羅夫中心部に**「Minn house Niseko Hirafu」**が開業予定。
ヴィラ型(全5棟・各棟約91㎡・6名)、家族/長期滞在に最適、クラウドレセプション&キーレスで運営効率を高める——いまのニセコ需要を象徴するプロダクトです。
当社との“ご縁”
数年前、当社がクライアントをご紹介し初期建築計画を伴走。その後の売買仲介も担当しました(現デベロッパーが当時の買主かは未確定)。公開情報と社内記録にもとづくポジショニング解説です。仕様の詳細は公式発表をご参照ください。
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2) 転売より「開発を伴走」する仲介が強い理由
• 需要と設計のフィット
2BR+可変1室、乾燥室/断熱/除雪動線、オーナーロック等を設計段階から反映。あとから直すコストを最小化。
• 運営KPIを先に決める
シーズン別 ADR/稼働/RevPAR、OPEX(除雪・清掃・光熱)を四半期設計。**“売れる図面”ではなく“回る図面”**を作る。
• LATRで“暮らし×収益”を一本化
Lifestyle Adjusted Total Return=現金収益+自己利用便益−運営/時間コスト−更新負担。家族の時間も含めた総合リターンで判断。
• 出口(再販)まで設計
適法性・管理履歴・改修容易性を初期から整備。出口の強さは入口の設計で決まる。
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3) Niseko Investmentsの強み(Bilingual × Local × Operator)
• バイリンガル実務:許認可/契約/交渉を日英一気通貫。海外投資家と地元の“言語と慣習の橋渡し”。
• ローカル密着:比羅夫・倶知安・ニセコの**条例/季節運営(除雪・人員・繁閑差)**を前提に企画。
• 運営とブランド連携:非対面×スマート運営を設計に内蔵し、長期滞在で稼げる仕様へ。
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4) 伴走メニュー(要約)
1. サイト評価(用途・斜線・雪荷重・景観・埋設)
2. 商品企画(ユニット構成/冬仕様/設備容量/EV充電)
3. 運営設計(シーズンKPI・OPEX・ダイナミックプライシング)
4. 適法性(旅館業/民泊スキーム・消防・駐車/騒音)
5. 資金計画(LATR感応度・四半期P/L・10年更新計画)
6. オペレーター選定(SLA・レベニュー配分・最低保証)
7. 販売/再販(HNW/FO向けストーリーと資料)
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5) まとめ — 「価格差」ではなく「価値を設計」して勝つ
• プロダクト・運営・資金計画を同じ画面で設計。
• **自己利用×運用の最適点(LATR)**で、家族の時間と資産性を両立。
• 出口を見据えた入口設計で、下振れを抑え、上振れ余地をつくる。
まずは15分の相談から。現地の手触りと国際実務で、無理のない“勝ち筋”をご提案します。
— Robert Alan Holmes, Niseko Investments